
「お迎えしたデグーが全然寄ってこない…」
「ケージの中に手を入れると、サッと逃げられちゃう」
こんな風に毎日が続くと、地味にしんどいですよね。
せっかく家族になったのだから、手のひらに乗ってくれたり、なでさせてくれたりする姿を想像していた飼い主さんも多いかもしれません。
かわいいからこそ、「もしかして嫌われているのかな?」と不安になってしまうのは当然のことです。
でも、安心してくださいね。
最初からべったりなついてくれる子は、実はとても珍しいんですよ。
デグーはもともと警戒心が強い動物なので、時間をかけて少しずつ「この人は怖くない」とわかってもらうことが大切なんですね。
この記事では、デグーが安心してくれる接し方や、今日からできる小さな工夫について一緒に見ていきます。
どうしたらお互いに心地よい距離感になれるのか、一緒に探っていきましょう。
デグー なつかせる 方法は?焦らず距離を縮めるステップ
デグーに心を開いてもらうためのベースとなるのは、「安心できる環境づくり」と「デグーのペースに合わせたスキンシップ」、そして「飼い主さん=いいことがある」という経験を積ませることです。
犬や猫のしつけのように「教えて覚えさせる」というよりも、デグーの警戒心を少しずつほどいていくイメージですね。
焦って触ろうとすると逆効果になってしまうこともあるので、まずは「このお家は安全だ」「この人は優しい人だ」と気づいてもらうことから始めてみましょう。
毎日少しずつ見直していけばOKなので、飼い主さんもリラックスして取り組んでみてくださいね。
デグーがなかなか心を開けない理由
そもそも、どうしてデグーは最初あんなに警戒しているのでしょうか。
その理由を知ると、「なんだ、私がいけないわけじゃないんだ」と少しホッとできるかもしれませんね。
野生の本能による強い警戒心
自然界でのデグーは、ワシやキツネなどの天敵から狙われる「食べられる側」の動物です。
そのため、常に周囲を警戒して、少しでも怖いことがあるとサッと逃げる本能が備わっているとされています。
人間という自分より何十倍も大きな生き物が近づいてきたら、最初は「食べられちゃうかも!」と怖がってしまうのも無理はありませんよね。
環境の変化にとても敏感
私たち人間も、引っ越しをした直後はどこに何があるかわからず落ち着かないですよね。
デグーもそれと全く同じです。
ペットショップから知らないお家にやってきて、匂いも音も違う環境に置かれたら、ドキドキして隠れたくなるのは自然なことなんですね。
年齢や性格による個体差
好奇心旺盛ですぐに寄ってくる子もいれば、とっても臆病でなかなか巣箱から出てこない子もいます。
また、子どものデグーは比較的順応が早い傾向がありますが、大人のデグーはお迎えしてから慣れるまでに時間がかかると言われています。
「うちの子は慎重派なんだな」と、その子のペースを尊重してあげたいですね。
今日から試せる!デグーと仲良くなるためのステップ
それでは、具体的にどのように距離を縮めていけばいいのでしょうか。
ご家庭で今日から試せる、やさしいステップをいくつかご紹介します。
お金をかけずにできることばかりなので、できる範囲で試してみてくださいね。
1. まずは「安心できる環境と時間」をプレゼントする
お迎えしてすぐは、「かわいい!触りたい!」という気持ちをグッとこらえて、まずはそっとしておくことが推奨されています。
目安として、お迎え後1週間ほどはご飯・お水の交換とお掃除のみにして、無理な抱っこやスキンシップは控えてみてください。
また、ケージの置き場所も重要です。
直射日光が当たらず、テレビの大きな音やドアの開け閉めの振動が直接伝わらない静かな場所がおすすめです。
室温は20〜25℃程度を目安に、暑すぎ・寒すぎない環境を整えてあげましょう。
ケージの中には、巣箱やハンモック、木製トンネルなど「怖いときにサッと逃げ込める隠れ家」を必ず用意してあげると、デグーの安心感がグッと高まります。
2. 声かけで「いつもの人」だと覚えてもらう
デグーは聴覚が良いので、飼い主さんの声をしっかり聞いています。
毎日同じトーンで「おはよう」「ごはんだよ」と、やさしく名前を呼びながら声をかけてみてください。
お世話をしながら毎日数分でも話しかけることで、「この声の人は、いつも美味しいものをくれて、怖いことをしない人だ」と少しずつ認識してくれるようになります。
声に慣れてもらうことは、仲良くなるための第一歩なんですね。
3. おやつを使った魔法のステップ
多くの専門家や飼い主さんの間で主流となっているのが、ポジティブ強化(ご褒美)を使った方法です。
段階を踏んで、少しずつ「手=いいもの(おやつ)がもらえる場所」と学習させていきます。
- ステップ1:ケージ越しにおやつ
いきなり手を入れると縄張りを荒らされたと思って驚くので、最初はケージの金網越しに、名前を呼びながら小さなおやつを渡します。 - ステップ2:扉を開けた状態でおやつ
慣れてきたら、ケージの扉を開けておやつを差し出します。 - ステップ3:手のひらの先におやつを置く
飼い主さんの指先側におやつを置き、デグーが自分から近づいてきて食べるのをじっと待ちます。 - ステップ4:手のひらの真ん中へ
徐々におやつを手のひらの中央に移動させます。慣れると手のひらの上でモグモグ食べてくれるようになりますよ。
焦らず、ひとつのステップが当たり前にできるようになってから次へ進むのがポイントです。
4. なで方・抱き方のコツと注意
手のひらでおやつを食べてくれるようになったら、いよいよスキンシップです。
デグーを抱き上げるときは、必ずデグーの視界に入る正面から、両手で下からすくい上げるように優しく抱っこします。
上や後ろから急に触られると、「天敵に捕まった!」と本能的にパニックになってしまうので要注意です。
また、最初はほんの数秒だけ手の上に乗せ、すぐにおろしてあげることで、「捕まえられたわけじゃないんだ」と安心してもらえます。
毎日の暮らしの中でできる具体例
基本のステップがわかったところで、日々の生活の場面に落とし込んでみましょう。
特別な時間を作らなくても、毎日のお世話の中で絆を深めるチャンスはたくさんありますよ。
朝の「おはよう」とごはんタイム
朝起きてケージのカバーを外すときや、朝ごはんをあげるときは絶好のチャンスです。
「〇〇ちゃん、おはよう!今日のごはんだよ」と、毎日同じ言葉をかけてみてください。
デグーは賢いので、やがて足音や「おはよう」の声を聞いただけで、「ごはんをくれる人が来た!」とケージの前面で待っていてくれるようになります。
ケージ掃除のときの距離感
お掃除のときに無理にどかそうとしたり、追いかけ回したりするのはNGです。
お掃除中はデグーを別の小さなキャリーなどに移動させるか、デグーが巣箱にいる間にササッと終わらせるのがおすすめです。
「この人がケージに手を入れても、自分は怖い思いをしない」と知ってもらうことが大切ですね。
お部屋んぽ(へやんぽ)でのふれあい
ケージの外でお散歩させる「へやんぽ」ができるようになったら、飼い主さんは床に座ってじっと待ってみてください。
好奇心旺盛なデグーの方から、足の上に乗ってきたり、匂いを嗅ぎにきたりします。
自分から近寄ってきたときに、やさしく首の下や耳の後ろをなでてあげると、うっとりした表情を見せてくれるかもしれませんね。
やらなくてもいいこと・無理しなくていいこと
デグーとの暮らしで、飼い主さんが知らず知らずのうちに背負ってしまっている「思い込み」はありませんか?
ここでは、飼い主さんの気持ちが少しラクになる考え方をお伝えします。
最初から完璧になつかせようとしなくて大丈夫
SNSなどを見ると、飼い主さんの肩に乗ったり、手の中で眠ったりする「ベタ慣れ」のデグーがたくさんいて、うらやましくなりますよね。
でも、あの子たちも初日からそうだったわけではありません。
「うちの子はまだ警戒中なんだな」と、比べずにその子のペースを見守ってあげてくださいね。
毎日長時間、無理に遊ばせなくても大丈夫
「毎日必ず〇時間はへやんぽさせて、たくさんスキンシップしなきゃ!」と気負いすぎると、飼い主さんも疲れてしまいます。
正直、仕事や家事でクタクタで、長時間お世話するのがしんどい日もありますよね。
そういう日は、ケージ越しにおやつをひとつ手渡しして、「また明日ゆっくり遊ぼうね」と声をかけるだけでも十分愛情は伝わります。
ペットのためとはいえ、飼い主さんの負担が大きすぎると笑顔で接することが難しくなってしまいます。
「できる範囲で楽しく」を心がけてみてくださいね。
デグーとの距離を縮めるお助けアイテム
デグーとの仲を深めるために、便利なアイテムに頼るのもひとつの方法です。
「もっとスムーズに仲良くなりたいな」という方は、こういうアイテムを取り入れるのもありですよ。
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例えば、デグーが大好きなチモシーベースのおやつや、無添加の乾燥えん麦などは、手渡しコミュニケーションにぴったりです。
また、安心して眠れるやわらかなハンモックや木製の隠れ家を入れてあげることで、ケージ内が「絶対に安全な場所」になり、結果的に飼い主さんへの警戒心も解けやすくなります。
使えるものにはどんどん頼って、お互いが快適に過ごせる環境を作っていきたいですね。
デグー なつかせる 方法についてのよくある疑問
ここでは、デグーをなつかせたい飼い主さんがよく感じる疑問にお答えします。
不安になりすぎず、参考にしてみてくださいね。
なつくまでどれくらい期間がかかるの?
個体差がとても大きいため一概には言えませんが、早い子で数週間〜1ヶ月、慎重な子だと数ヶ月〜半年以上かかることも珍しくありません。
焦らず、毎日の小さな進歩(昨日より近くでおやつを食べてくれた、など)を喜ぶ気持ちで接していくと良いとされていますよ。
触ろうとして噛まれてしまったらどうする?
正直、ガブッと噛まれるとショックですよね。
デグーが強く噛むのは「怖い!やめて!」というサインのことが多いです。
噛まれたときは大声で叱ったり叩いたりせず、静かに手を引き、その日はそれ以上触らないようにしましょう。
少し前のステップ(ケージ越しのおやつなど)に戻って、もう一度「手は怖くない」と教え直してあげてくださいね。
大人のデグーをお迎えしたけど、今からでもなつく?
もちろん、大人のデグーでも時間をかければなついてくれますよ。
これまでの生活環境や経験がある分、子どものデグーより時間はかかるかもしれませんが、根気よくおやつコミュニケーションを続ければ、少しずつ心を開いてくれるはずです。
その子の歩幅に合わせて、ゆっくり関係を築いていってくださいね。
デグー なつかせる 方法は?焦らず距離を縮めるステップまとめ
ここまで、デグーに心を開いてもらうためのステップや工夫についてお伝えしてきました。
最後に、大切なポイントをもう一度整理しておきますね。
- お迎え直後は無理に触らず、1週間ほどは静かな環境でそっとしておく
- 毎日同じトーンで名前を呼び、声と存在に慣れさせる
- ケージ越し→手のひらへと、段階的におやつを与えて「手=良いもの」と学習させる
- 触るときは急に上からいかず、必ずデグーから見える正面から優しくすくい上げる
- 他の子と比べず、数ヶ月単位でゆっくり距離を縮めるつもりで接する
毎日お世話をしていると、「どうして心を開いてくれないんだろう」と焦ってしまう日もあるかもしれません。
でも、デグーの小さな心の中では、毎日少しずつ「この人は優しい人かも」というデータが積み重なっています。
最初から完璧にできなくても大丈夫です。
すべて理想通りにいかなくても、今日はおやつを手から食べてくれた、今日はケージの前に来てくれた、そんな小さな喜びを積み重ねていけばOKです。
ペットにも飼い主さんにも無理のない方法を選んで、少しずつ絆を深めていってくださいね。
いつか、飼い主さんの手の中で無防備に眠るかわいい姿が見られる日が来ることを、心から応援しています。